「キッチンからCO2削減」をテーマに進めてきたローフットフード講座ですが、今年はさらに一歩踏み込んで、畑に出かけて“地産地消”の大切さを知ろう!ということでイベントを開催。1月に行われたこの講座では、30名の親子の皆さんが参加され、大人も子どもも、大はしゃぎ! 楽しい学びの場となりました。

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「畑で野菜をとるのは初めて」という4歳の女の子も、自分の身長ほどの大きな大根を収穫して、大喜び。

会場となったのは、横浜・西谷にある苅部博之さんの畑。この土地で代々農業を営んできた苅部さんは、都市型農業の強みを生かし、他のどこにもない「世界に一つだけの苅部大根」を作り販売しています。
ピンクと白のコントラストが美しい大根は、もともと苅部さんが在来種の種を育て、ブランド野菜とするために9年もの歳月をかけて育種してきたもの。

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「身土不二という言葉がありますが、その土地に育ったものはカラダにいいと言われています。長年かけて、西谷の土と環境に馴染んできたこの大根も、地域の人にぜひ食べて欲しいと思いながら育ててきました」
苅部さんの案内で、畑を巡り歩きした参加者たちは、生産者の想いや、自然なままの土、作物に触れ、地産地消の本当の大切さを、実感しました。

IMG_5410ただ、今年は温暖化のせいか気候が温かく、野菜の生育が早く、ロスとなる野菜も多かったそうですが、そんな現場も目にすることができました。
「作物は、温度の蓄積によって生育するんです。暖かいとその分生育のスピードが早くなってしまうんです」と苅部さん。

野菜の収穫の後は、調理実習。野菜の色を生かしたレシピが人気のフードコーディネーター、横田美宝子さん(3p.mさんじ)の指導により、みんなで苅部大根の調理を楽しみました。

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daikon recipe大根の葉っぱを捨てずに調理する、「大根の葉っぱとおからのオイル漬け」は、ご飯のおかずにも、おつまみにもなる、保存食。しかもカンタン調理! なレシピ提案は、横田さんならでは。
「家庭での、ちょっとした気遣いがあれば、おいしく、環境にも地域にもやさいい料理が楽しめます」と横田さん。

 

IMG_2528また本来、廃棄されてしまう大根葉を使うことで、どれくらい環境負荷が低減できるか? については、東京都市大学伊坪徳宏研究室3年生が調査しました。

大根葉とおからのオイル漬け(青菜を使った場合と比較)
1人前で0.02㎏CO2eq削減

およそごはん2杯分の削減

swc_azumaローフットフードの考え方については、スマート・ウィメンズ・コミュニティ 東みちよが講義。ローフットフードとは、LOW FOOTPRINTED FOODの略で、環境負荷の少ない食材選び、調理法をさしますが、私たちひとり一人が家庭でちょっと意識するだけで、CO2削減、資源節約ができるというお話。地球温暖化は、身近な畑の作物にも影響しはじめていますが、私たちは、地産地消や、ムダのない調理を心がけることで、生産者を応援し、環境への負担も少し減らすことができます。

IMG_5437決して無理せず、おいしく、楽しくできる努力なら、みんなで実践したほうがいいよね? 試食のテーブルでは、大人も子どももローフットな食習慣についておしゃべり。楽しい一日となりました。