防災クッキング ~まなぶ・子ども食堂開催レポート
もしもの備え、いつ災害がきても
大丈夫という準備はされていますか?
先日、南海トラフ大地震注意報が
出された翌日の8月9日、奇しくも鶴見区にて
防災クッキングの子ども食堂が開かれました。
子ども食堂では、これまで食事を
無償または低廉価格で子どもたちに
提供するスタイルが多くありますが
スマート・ウィメンズ・コミュニティが
主催する子ども食堂では、
子どもたちが自ら手を動かし調理し
みんなで食べようという趣旨で
開催しています。
一般に子ども食堂は、
貧困対策ととらえられがちですが、
そうではなくて子どもたちが
食に前向きに、食を好きになって
自分で考え、生きる力を養って欲しい
という願いをこめてプログラム。
地域の大人たちとの交流も
まなびの一つ、だと思っています。
ビニール袋で作るポテチオムレツに挑戦!
災害時は調理器具やお皿をなるべく使わないのがコツ
※写真掲載許可を得ています
区社協から提供された非常食の
アルファ米も子どもたちと試食
とくに今回の防災クッキングでは
いざという時、水や燃料など
資源が限られたなかで
地域の人たちと助け合いながら
おいしい食を作るには
どうしたらいいか?
基本的なことをお伝えしました。
もちろん避難所には、
保存食もいくつか用意されているけれど
各地域防災拠点(小中学校)での備蓄は
1日1000人分×2日分と数も限られていること。
過去の大地震の避難生活の知見から
それぞれが、家庭に非常食を
備えておくことの大切さなども
知っておいて欲しいです。
とくに東日本大震災の避難生活では
避難生活のストレスが続き
普段から食べ慣れた食事の支援が
心の支えとなったという
お話しも聞きます。
子どもたちにとって
食べ慣れた防災食として
今回おススメしたのはポテトスナックです。
密封状態では約半年保存できる
高カロリー、軽量の食材は
期限が近くなったら食べて消費し
入れ替えるという
ローリングストックの保存食に。
防災クッキングではポテトスナックと
耐熱ビニール袋を使った余熱調理で
簡単ポテチオムレツを作りました。
ちなみに今回使ったのはポテロングです。
子どもたちも大好きなポテチ、
みんな大はしゃぎ♪
町内会の婦人部の方々にも
お手伝い頂きながらおいしくできました!
「初めて玉子を自分で割れた!」
「家でもみんなに作ってあげたい」
など子どもたち。
こうした日頃の取り組みが
いざという時の炊き出し準備や
地域の助け合いにも
つながることを願っています。
災害時の子育て家庭の備えについて
めぐみ助産院の井上先生も事例を交えて
お話しくださいました。
ご協力頂いた近隣小中学校の先生や
鶴見区社協、潮田ケアプラザの方たちも
地域の子ども、高齢者の応援に。
ご協力頂いた、皆さまに感謝申し上げます。