Ecology,  Education,  Food

おいしい未来会議 トークイベント 

食からはじまる人づくり、まちづくり

4月13日に開催された「おいしい未来会議 アリス・ウォータース映画祭」では
映画に関連して、トークイベントが開催されました。
地域で活動する生産者、小学校の栄養教諭、PTA会長の保護者、
そしてまちづくりに関わるフードデザイナーなど、
多様な立場の方々とともにディスカッション。

これまで食育に関わってきた一般社団法人スマート・ウィメンズ・コミュニティ代表理事の
東みちよがコーディネーターとなって、横浜市のこれからの人づくり、まちづくりについて
食をキーワードに意見交換しました。

詳細は下記動画参照ください。

食の未来はもう始まってる!

葉山町のフードデザイナー、横田美宝子さんからは、葉山では食を中心にしたコミュニティも育っており、多様な取組があること。また、生産者を支えるためには、欲しい時だけ、欲しいものだけ、ではなく普段から継続した買い支えが必要なことなど。

生産者の大立尚登さんは、鶴見区で代々受け継がれてきた土地を守りながら農業を続けてきた。しかし息子たちの代で持続可能な都市農業を営むには課題がある。仕組み作り、街づくりとともに考えていかなければ市内の農地は、どんどん縮小してしまうだろう。
食の自給率確保のためにも都市農業には一定の役割がある。子どもたちにも食育体験を通じて地産地消の大切さを伝えていきたい。

栄養教諭の山口友美さんは、馬場小学校の子どもたちと一緒にほうれん草を育て、給食メニューを考える取組を通じて、子どもの考える力、自然科学、チームワーク、家族との食のつながりなど指導してきた。ほうれん草嫌いの子どもも、自分が育てた野菜のおいしさに気づき、偏食が解消したというエピソードも興味深かったです。

PTA会長で、食育活動も行う保護者の森本明日香さんは、アレルギーのお子さんへの対応をきっかけに食の大切さに気づいた。現在、小学校で行われている食育への関心や、家庭での子どもたちへの食育の大切さ。決して無理せず、自分のペースでできることから始めるというお話も、保護者世代の気持ちを代弁してくれました。また、小学校給食の課題として給食時間が20分では短いという指摘も。

それぞれの立場から、おいしい未来を考えてのご意見をいただきました。
今後は、この声を大切に、人づくり、まちづくりに活かしていきたいです!

一般社団法人スマート・ウィメンズ・コミュニティ 代表理事 東みちよ

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関連:おいしい未来会議 開催概要

   アリス・ウォータース映画概要

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